2011年8月17日水曜日

テレビ局は自家中毒を起こしているのか?

twitterに「『見たくなければ見なければいい』なんて言う出演者にスポンサーは激怒してもいい」と書いたことのまとめです。

☆世界の北野武がフジ批判に違和感「いやなら見なきゃいいんじゃねーか」
http://news.livedoor.com/article/detail/5786828/

ひょっとしたら、「あの『北野武』だからフジテレビに対しての皮肉なのかな」と思い、読み直してみましたが、どうもそうではないみたいです。

視聴者が「見たくなければ見なければいい」というのは正しいと思います。
今やチャンネルは幾つでもあるし、自分の好みの番組をやっているチャンネルを選べばいいことで、わざわざ見たくないチャンネルを見る必要はないでしょう。

ですが、これは「見る立場」の人だから言ってもいいことで、「見せる立場」の人が言ったらおしまいではないでしょうか?

放送局は「見てもらうために放送免許を渡されている」わけですから、「見たくなければ見なければいい」とは口が裂けても言えません。
もし、そんなことを平然と言う放送局が出てきたら免許を剥奪して、「見てもらう努力をする新放送局」に改めて免許を交付するべきでしょう。

スポンサーは「見てもらうために金を出している」わけで、金を出しておきながら「見たくなければ見なければいい」などと言うはずがありません。
スポンサーが激怒していい理由は、金を貰っていながら金を払っているスポンサーにとってまったく役に立たない発言どころか、金を払っている理由の真逆の発言をしているからです。

「見せる」ことを目的としている放送局とスポンサーに雇われている者の「見たくなければ見なければいい」という発言は、雇っているものに対しての背信行為で叱責されても謝るしかないと思います。

それにつけても、かつてお笑い芸人で自分の芸を見てもらう立場だった人が、「見たくなければ見なければいい」と言うとはねぇ。
せめて「韓流に流す金があったらオレによこせよ。もっと面白いドラマを作ってやるぜ。日本の芸人なめんじゃねぇや。バカヤロ!」くらいは言ってほしかったなぁ。

結局、出演者は視聴者に「見たくなければ見なければいい」と言い放ち、その出演者に放送局は「黙っていろ!」と言えず、放送局にスポンサーは「金を出さないぞ!」と言えない。

テレビが「おわコン」と言われるのも分かるような気がしました。

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