2011年6月11日土曜日

「もしドラ」映画化で思ったこと

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(以下「もしドラ」)が映画化されましたが、なんとなく成績がよろしくないようです。

☆ドラッカーもお手上げ!? AKB48前田敦子主演『もしドラ』が大失速
http://npn.co.jp/article/detail/16718791/

映画を見ていませんが、「みんなのシネマレビュー」の評を読むと、それほど悪い作品ではないように思います。

☆みんなのシネマレビュー
http://www.jtnews.jp/

まだ評価している人が少ない、というのが、上記記事のありさまを示しているようです。

「もしドラ」の平均点7.50点には「CUBE」「グーニーズ」「夕日のガンマン」が並び、近いところの邦画では「ツィゴイネルワイゼン(7.49点)」「転校生(7.48点)がありました。
「デビルマン(1.42点)」「CASSHERN(4.31点)」ですから、映画的には面白そうです。

面白さ、というのは人それぞれなので見ないと分かりませんが、参考にはなると思います。
この「見ないと分からない、と分かっているのに見ない」ということが問題なんだろうなぁ、と思います。

僕が「もしドラ」を買ったのは、ドラッカーの啓蒙書として分かりやすく、面白かったからです。
ドラッカー関係の本はまだ「もしドラ」しか読んでいませんが、事例の面白さというか、主人公がドラッカーの言葉を自分の状況に当てはめて考える面白さは他にないんじゃないかと思います。

で、本は絶賛して映画は見ないというのは、ドラッカーの啓蒙書として購入しているので「本以上にドラッカーに触れられていない」映画には興味がないわけです。
1800円にパンフレット代を足したお金があれば、ドラッカー関係の本を買います。
僕にとっては「『もしドラ』以上のドラッカー本が読みたい、と思わせた」ということで、「もしドラ」は啓蒙書の役目を果たしてくれた良書になったのだと思います。

AKB48の層にとっては、「ドラッカーが興味の対象ではない」や「握手券がついていない」が大きいのではないかと。
そのような客層の心理を知ろうと「もしドラ」のキャラクターたちは悪戦苦闘していました。
「あなたはどんな野球をしてほしいですか?」という「もしドラ」の問いかけを「あなたはどんな映画が観たいですか?」に置き換えれば、足りなかったことが分かってくるのではないでしょうか。

「ドラッカーの異色の啓蒙書」から「映画がこけた原作本」になってしまったら残念だなと思いますが、イメージダウンは避けられないでしょうねぇ。

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